キャンプ用品の収納にはダンボールも有効だという話
皆さんはキャンプ用品を何に入れて運びますか?
今回は、最も安価に入手可能なダンボールを活用するものも良いですよ!…という話です。
欠点を克服する方法も紹介しますね。
キャンプ用品の収納や運搬には、一般的にはトランクカーゴやRVボックス(アウトドアボックス)がメジャーかと思います。
トランクカーゴ
各種のメーカーから販売されていますが、基本的には違いは色と値段だけです。サイズは同じなので蓋を交換するコーディネート?も可能なようです。
私が確認した中では意外にも無印良品が最安のようです。
無印のは白色なので汚れが気にはなりますが、清潔感のあるカラーなので我が家も愛用しています。
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RV BOX(≒ OD BOX(アウトドアボックス)
車好きには昔懐かしの収納になります。
色々なサイズがありますが、トランクカーゴ(特大)に近いのはこれかと。。
リンク最近、色と雰囲気だけ変えたアウトドアボックス(OD BOX)というのも出ていますが、まだまだバリエーションが少ないようですね。
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キャンプにダンボールを活用するメリット
安い(無料)
基本、ダンボールは無料で入手できます。
最近はエコブームの影響もあり、スーパーの食品売場などで簡単に入手可能です。
もちろん、ホームセンターや100円ショップで梱包用のを購入しても良いのですが、どちらにしても他のキャンプ用のケースよりも超安価に入手できます。
…サイズに迷わなくて良い
特にキャンプ初心者は将来的にどれだけの道具が必要になるのか、どれくらいの入れ物(ケース)だと使いやすいのかが分かりません。
トランクカーゴ一つとっても、一般的な大サイズが良いのか、より大きな特大が良いのか、なかなかに悩ましいです。
我が家では、キャンプを開始した最初の1~2年はダンボールのケースだけで過ごしてしまいました。そして、入れるもののイメージが付いてから、無印良品で白色のトランクカーゴ(特大)を2個購入して今に至っています。
キャンプを始めるとたくさんの道具が必要なので「入れ物」に使う予算が無かったのも大きいです(*´σー`)エヘヘ
…乱雑に扱える
何しろ安い(無料)なので、使い捨て感覚でガシガシ使えます。
実際には案外長期間使用してしまっている箱が多いのですが、多少汚れたりしても平気でいられるのはキャンプ開始当初の不慣れな時には助かりました。
軽い
価格の話だけでは寂しいですね(;^ω^)
まず、その軽さ。
プラスチック系統の一般的なアウトドア用の収納箱に対して、紙製のダンボールは圧倒的に軽量です!
無駄なスペースが出来ない
基本的に、ダンボールは外寸=ほぼ内寸です。
角は全て直角に組み立てられており、内にも外にも無駄な死にスペースが出来ません。
先にご紹介したトランクカーゴやRV BOX、OD BOX等々は、内寸と外寸には大きな違いがあります。これは補強のハネのスペースや、蓋の固定、取手の確保等のためのスペースなのですが、ダンボールにはそのスペースがありません。
また、プラスチック製のケースは外壁が多少傾斜していますが、ダンボールの外壁は垂直に立ち上がっているのでスペースに無駄がありません。
つまり、同じサイズでもより多くの道具を収納することができます。
スタッキングが楽
…この結果、ダンボールは積み重ねが楽です。
高ささえ揃えることができれば非常にキレイで安定した車載積み込みができます。
多少変形しても大丈夫=無理やり詰め込める
ダンボールは適度に柔らかいです。
多少のオーバーサイズなら力任せに無理やりねじ込めば多少のサイズ違いはなんとかなってしまいます。
中に詰め込む時もそうですし、ダンボールを車載する時もです。
市販のプラスチック製のケース類だと割れたり変形したりで難しいですが、力まかせにグイグイできて、収まってくれるのはダンボールの「強み」です。
ダンボールのデメリット
見た目が悪い
…です(^_^;)
少なくとも良くはないです。。。
対策は後述しますね。
水に弱い
…です(^_^;)
防水スプレーを吹き付けたり、クリヤー塗料を塗布すればそれなりに耐久性は増しますが、個人的にはそこまでする必要は無いかな…ダメになったら気楽に使い捨てれば良いかな…と思っています。
汚い(場合もある)
ダンボール箱の「前世」次第ではちょっと衛生面で不安がある場合があります。
特に、ダンボールには虫…ゴキブリ等が卵を産み付けている場合もあるそうです。
過度に神経質になる必要は無い気はしますが、使う前に直射日光で天日干しなどした方が安心かもしれません。
座ったり出来ない
トランクカーゴやRV BOXは非常に丈夫で十分以上の耐荷重が確保されており、蓋をイスのように利用して座ったり、高いところのモノを取るために台座代わりにしたり出来ます!
これに対し、ダンボールはそういった使い方は出来ません。
汎用性についてはちょっと勝負にならないですね(^_^;)
ちょっと一工夫
さて、そのようにメリット・デメリットがあるダンボールの利用ですが、デメリットの一つである「見た目」を良くする方法があります。
工夫1)裏返して使用する
再利用のダンボールには色々な印刷があって生活感が否めません。
そこで、裏返してしまえば「無地」になりますので結構良い感じになります。
手順① 箱を準備する
手順② 裏返して分解する
手順③ 接着面を剥離する
普通のダンボールは接着面があります。
カッターの裏面や”ヘラ”などを押し込んで丁寧に力を加えると、糊付けは割と簡単に剥がれます。
剥がれにくい場合はカッターの歯の方を少しづつ差し込んで行けばそのうちにキレイに剥がれます。
”コバ”の部分は破れやすいので特に慎重に剥がします!
するとこんなかんじで展開できます。
手順④ 裏返して糊付けする
あとは裏返して今までの接着面の反対側に木工用ボンド等をつけて…
押さえます。
最近の木工用ボンドには「速乾」のものがあります。
速乾タイプは本当にすぐに乾くのでこのような工作にはおすすめです(*^_^*)
大体、1~2分押さえておけば次の工程に移れちゃいますね。
リンク※木工用ボンドは逆さまにして置いておけるモノがオススメです。
セメダイン社のが使いやすそうですね。
手順⑤ 底を貼り付ける
分解したときと逆の手順で貼り合わせていきます。
木工用ボンドは強力に接着できるので、それほど神経質に大量に塗る必要はないです(*^_^*)
速乾タイプのボンドなら2~3分重しを置いておけばくっついちゃいます。
完成!
余談
ちなみに、木工用ボンドはイロイロなサイズで販売されていますが、容量が大きいものほど大幅に割安になります。
我が家では、大小を揃えた上で小さいサイズのボトルは大きいものから小分けして使用しています(・∀・)
先程、速乾タイプの小ボトルはブログ掲載時点で118円/50mlでしたが…
500gの大ボトルだと539円で半額以下だったりします。
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工夫2) イラスト等を書き加える
裏返しで無地になったダンボールは、ほぼ全てのインクや塗料、筆記用具が使用可能な「無地の紙」のキャンバスです!
自由にイラストや文字を書き加える事ができます。
子どもたちと自由に装飾しても良いですし、
例えば「シルエットAC」さんなどでは無料でシルエットのイラストも作成できるので、シール等にして貼り付けても良いですね。
こんな感じのシルエットを貼り付けても良いかもしれませんね(*^_^*)
工夫3)丈夫なダンボールを選ぶ!
ダンボールにもイロイロと種類があるようです。
細かい話は省略しますが、リンゴやミカンの箱は丈夫なモノが多いみたいです。
いくつか触ってみると分かりますので、より良いサイズと強度のモノを選んでくださいね。
家電製品の箱は大きすぎたり、あまり丈夫なモノが無かったりしますが、稀に表面にビニールコーティングがされたものもあるので、上手くご希望のサイズが見つかれば防水性も期待できるので良いかもしれません。
上質なダンボールはゴミではなく財産ですよ(*^ ^*)
まとめ
おしゃれキャンパーを目指せば最初にご紹介したトランクカーゴを筆頭に、ステキなケースはたくさんあります。
でも、キャンプを始めてすぐの頃はどれくらいのサイズにしたらよいか悩みますし、イロイロと物要りで予算も無いですよね?
そんな時、最初は張り切りすぎずにダンボールを活用されてはいかがですか?
言うほど悪くないですし、案外おしゃれなケースよりも便利だったりしますよ。
おしゃれケースは道具がそろって、キャンプに慣れてきてからご自分のスタイルに合わせてゆっくりと選ぶのも良いと思いますよ(*^_^*)
そうは言ってもトランクカーゴ良いですよね。
我が家は白系統が好きなので無印良品のトランクカーゴの特大を2つ使用しています。
意外かもしれませんが、無印良品のトランクカーゴは一番割安ですよ(笑)