キャンプの運転にはミラー型のドライブレコーダーがオススメ!
キャンプの大荷物を搭載した車を運転する時、後方の視界不良で苦労した経験、誰にでもあるかと思います。
対策として、ミラー型のドライブレコーダーを導入してみました。
メーカー純正のスマート・ルームミラーは高すぎる!
大荷物を搭載した車の運転で、後部視界の確保をどうするか。
王道は、自動車の純正オプションにも増えてきたスマート・ルームミラーです。
スマート・ルームミラーとは、従前の鏡ではなく液晶ディスプレイのバックミラーにリアカメラからの映像を投影するというもので、カメラモニタリングシステムとかスマート・バックミラーとかデジタルルームミラーとかいろいろな名称で呼ばれているようです。
確か、市販車では日産が最初に導入したのではないかと思いますが、我がステップワゴンにもちゃんとオプションで準備されています。
ちなみにホンダの場合は「アドバンスドルームミラー」と呼ぶようです。
が…その価格は定価で74,800円。
…無理(+_+)。
しかしそこは良い世の中です。
昨年あたりから後部も確認できるミラー型のドライブレコーダーが急激に普及してきていたので、今回、車購入から2年越しの夢として代用導入してみました。
選定のポイント編
購入したのはPORMIDO のこの商品。
RP996という商品です。
商品選定のポイントは…
1. 大画面であること=12インチ
なるべく大きな画面がほしかったので12インチ仕様に決め打ちしました。
ワイドな視界は視野を拡げるので安全確保にも働きます。
2. 画面が四角いこと
なぜか、ルームミラー型のドライブレコーダーは鏡面(画面)が台形になったものが多くあります。
画面端の映像はあまり重要にならないので台形でもそれほど不自由には感じないかもしれませんが、なるべく自然な四角の商品を選択しました。
3. 画面の明るさより防眩性が高いことを重視
画面はなるべく明るい方が良いのですが、同時に夜、後ろの車のライトが眩しいようでは困ります。
これらはトレードオフの関係のようで、明るいモデルは眩しく、眩しくないモデルは暗くなる傾向があるようです。
今回はどちらかというと防眩性の高そうな商品を選びました。
4. 視野角が広すぎないこと
視野角と言うのは、後方の「視界」の角度のことです。
水平方向に何度まで見えるか、と言うことですね。
数値が大きければ大きいほど広い面積が見えるので、広ければ広いほど良いような気がしますが、鏡の部分=画面は限られるので、広すぎると鏡でいう曲面鏡のように遠近感が狂ってしまいます。
調べてみると、ルームミラー型ドライブレコーダーは多かれ少なかれ、一般的な鏡のルームミラーで見たより小さく遠く見えてしまうようです。
ハッキリとは調べきれなかったのですが、どうやら一般的な鏡のルームミラーと同等の感覚を求めると、視野角は60度とか70度とかになってしまうみたい。。
ちなみに今回購入した商品は111度程度の商品。
5. 付属品が多いこと
これ、地味に重要です。
実際の取り付けには、本体以外に…
- 防眩シート
- microSDカード
- 延長コード
…あたりが考えられますが、全て買いそろえると5千円を超えてしまいます。
ぬ付ける場合、付属のコードが10m程度ある商品を選択しないと延長コードが必要になります。
…ちなみに今回の商品には全て付属していました(*^-^*)
★参考にしたサイト
今回、Amazonの評価レビュー以外にいろいろなブログやサイトを参考にさせていただきましたが、こちらのサイトが一番わかりやすく、具体的に比較されていたので助かりました。
使ってみた感想
ようやく本題です (#^.^#)。
メリット
室内環境(荷物等)に左右されない視界!
「キャンプの大荷物を搭載した車の後方視界の確保」が今回の物欲のテーマだったわけですが…バッチリでした(#^^#)l
安心の視界が確実に確保されました!
真っ暗闇でも見える!
カラーではなくて白黒になってしまいますが、鏡では真っ暗にしか見えないような真っ暗闇でも景色が見えるようになりました。
カメラの基本性能に左右される部分だとは思いますが、この部分も明らかに一般の鏡より優れていると思います。
防眩効果がある
画像処理される関係もあり、後ろの車のヘッドライトが苦にならなくなりました。
うっかり直視してしまっても残像がのこるようなことは無くなりました。
後ろの車の運転手の表情まで分かる、というレビューも目にしましたが、さすがにそれは無いみたい(。・_・。)。
ミラーの角度調節が不要になった
我が家では妻と私とで頻繁に車を交換して使用するのですが、 その都度必要だったルームミラーの角度調整が不要になりました(*^ ^*)。
デメリット(注意点)
フロントカメラは使えないかも
我が家のステップワゴンはルームミラーの付根辺りに網掛け状のフィルムがあるのですが、それがフロントカメラを邪魔をすることが分かりました。
全く見えないわけではないのですが、一部の映像が邪魔されてしまうようです。
…我が家の場合、これまで使用していた別の一般的な商品を残したままにしたので特に問題にはなりませんでしたが、事前に車両との相性を確認した方が良さそうです(。・_・。)。
反射防止のフィルムは必須
ルームミラー型ドライブレコーダーの液晶画面は鏡になっています。
電源が落ちた場合には通常のミラーとしても使えるのがメリットですが、昼間には外の明るい景色が映りこんでしまい、せっかくのカメラの映像が見えなくなってしまいます。
最初は甘く見て反射防止のフィルムを貼らずに様子を見てみたのですが、とても使える状態とは言えませんでした。
これを防ぐために反射防止のフィルムが必要になります。
今回は商品に付属されていました!
しかも2枚(*^_^*)!
これを貼ってしまうと、緊急時に通常のミラーに戻せないデメリットがありますが、
そんな事はほぼ起こりえないということで…。
画面がチラチラする
フレームレート(1秒間の動画で見せる静止画の枚数(コマ数))の関係でしょうか、なんとなく画像の動きに滑らかさに欠ける感じ…ちょっとチラチラする感じがします。
ある程度は仕方ないと思いますが、なるべくフレームレートの数値が大きい商品だと改善されると思います。
ちなみに、この商品のフレームレートは25fpsらしいです。
また、この数値次第では信号が点滅して見えるとのことなのですが…私が在住する岐阜県では見事に点滅して見えてしまいました。
個人的には気になりませんが、気になる人は気になるかもしれません。。
距離感が不自然
視野角の部分でも触れさせていただきましたが、一般的なミラーと比べて距離感に違和感を感じるかと思います。
…ただ、一番の原因は視野角なのでしょうけど、それよりも室内の景色が写らない=対象物が無い映像になるのが原因のような気もします。
遠近感(奥行き)が無い
個人的には、上記の「距離感の違和感」よりもこちらが気になっています。
人間は右目と左目で微妙に異なる角度で景色を見ることにより遠近感を把握している訳ですが、液晶画面ではそれができません。
つまり、液晶画面では遠近感がつかみにくいのです。
これは正直盲点でした(@_@;)。。。
ふとミラー(画面)を見たときに、一瞬焦点が狂うときもあります。
これだけは液晶画面ではどうすることもできないので、どうしても嫌な場合は諦めるしかないですね。。
お化粧直しができない!
今どきはほとんどの車のサンバイザーに鏡が付いているようなので、それほど気にならないかもしれませんが…ふとした時にルームミラーでお顔のチェックをすることができなくなります(;´∀`)
後部座席の子供の様子がわからなくなる
上記のお化粧直し問題とリンクするのですが、室内の様子が鏡では確認できなくなります。
我が家のステップワゴンなど、ミドルサイズのワンボックスカーには後部座席を見るための専用の曲面鏡が標準装備されている場合もあるので気になりませんが、お子さんが小さい場合にはこれもデメリットになるかもしれません。
注意点
使用感はこんな感じなのですが、他に気づいた点や参考になると思われる情報をいくつか…。。
360度の商品はキャンプには不向き
今年に入って、1台の室内カメラで360℃=前後だけでなく左右もすべて撮影+投影してしまう恐ろしい商品も出始めているようです。
上手に画像処理もするようで、ルームミラー形状の液晶画面にリアの映像をキレイに映し出すように設定することもできるようです。
この手の商品、一見、リアカメラが不要なので室内配線を省略できる理想商品のように感じるかもしれませんが、少し考えればわかりますが、今回の記事の主目的 =『キャンプの大荷物でも後ろが見えるようにする!』には全く使えませんのでご注意下さい!!
カメラは室内の方が良いかも
今回、リアカメラは室内につけました。
(室内と室外とを選ぶことができる商品でした)。
室内置きのメリットは雨滴の影響が無いことです!
室外のカメラにはどうやっても雨滴がつくときがあります。
ガラコを塗るとかの技もあるようですが、つくときには付きます。
室内置きの場合、ワイパーを動かせば一瞬でキレイな視界が確保できます(^O^)/
…逆に言うと、リアワイパーがない車の場合、室内は避けた方が良いかもしれません(。・_・。)
室内置きのデメリットは、ガラスを介在する分だけ画質が低下することと、リアガラスの電熱線が写りこんでしまう場合があるようです。
…個人的には気になりませんが、気になる方は外付けにするか、カメラの位置を微調整するしかないですね。。
我が家のステップワゴンの電熱線は縦方向に走る珍しいパターンなので避けようがありませんでした。
バックギアに連動したガイドラインは役に立たない
バックギアの信号を拾うと画面が下向きになり、ガイドラインも出るのですが…あまり役に立ちません。。
位置補正とかができないので、正直ないほうが良い機能のような気がします。
まとめ
色々とメリットやデメリットはありますが、後ろの視界を確実に確保するという宿願は確実に確保できたので、私はオススメの対策です。
素人DIYでも1時間かからず取り付けることができますし、予算も数千円~1万5千円もあれば十分です。
⇒ どうしてもダメならフロント用を代用
遠近感がつかめなくなることや、お化粧直しができないこと、雨滴が気になるなど、どうしても一般の鏡のルームミラーの利点が捨てられない場合、 カメラと液晶モニターが分割する、旧来のドライブレコーダーのカメラを延長してリアに置き、液晶モニターをカーナビの横辺りに設置してミラーを活かしたままにする、というのも良いかもしれませんね(*^_^*)
★我が家で使用している商品です。
付属品も充実していますし、実際に使用してみてバランスが取れた良い商品だと思います。
※クーポンで安く購入できます!(2020.7.17現在)
※まだまだ発展途上の業界ですので、日進月歩で進化しています。最新の商品を選択してくださいね(*^ ^*)