中古のテントは買いか?
これからの夏シーズンにツールームテントはオーバースペックなので、コールマンの中古テントを購入しました。
中古テントの購入には不安もありましたが、実際のところをレポートしてみます。
- 2幕目は極力安価に!
- 使ったのはヤフオク!
- 狙いは価格と程度のバランスから「中の上」の商品!
- 個人より法人系の出品の方が(掘り出し物は少ないが)安心できる!
- 目的をはっきりさせて予算確保を!
- 我が家の選択
- ようやく本題! 中古品テントは買いだったのか!?
- まとめ
2幕目は極力安価に!
トンネル型のテントの雄(?)で、使い勝手の良いツールームテントながら、5万円前後という非常にお求め易い価格も相まって人気のテントです。
我が家は2代目初期型ですが、今は3代目、大きく進化してますね。
実際、ツールームテントは非常に使い勝手が良くオススメなのですが、これからの暖かい季節、多少の雨風は大型のタープでしのげるので、手軽に設置・回収ができるワンルームテントも欲しいとの家族からの要求を受けました。
サブのテントなので極力安価に…という訳で、中古での購入と相成りました。
使ったのはヤフオク!
メルカリやラクマなども比較しましたが、今回はヤフオクを利用しました。
特に理由はありません。
本当は送料や税金の分かりやすいメルカリにしたかったんですが、程よい商品が見当たらなかったので…( ´∀` )
狙いは価格と程度のバランスから「中の上」の商品!
さて、中古市場での買い物は新品の市場より大変です。
中古ですから、当然程度の差が出ますが、程度と価格が必ずしも一致していないのが難しいところ。
今回はなるべく安価に済ませるのが至上命題ですが、かと言って余りに程度が悪いと銭失いになるので、バランスも重要です。
そこで無難な?「中の上」を目安に物色することにしました。
個人より法人系の出品の方が(掘り出し物は少ないが)安心できる!
さて、実際に商品を手に取って見ることができない中古品の通信販売、頼れるのは会ったこともない出品者の商品説明のだけです!
ここで注意すべきは同じ程度の商品でも、Aと評価とする出品者と、BやCと厳しめに評価する出品者とが混在していることです。
こうなると、過去の出品やその評価から判断するしかないのですが、当然、個人より法人系の出品者の方が過去のデータがそろってくるので、今回は法人系の出品者の商品をターゲットにしました。
もちろん、個人の出品者が悪いという訳ではなく、むしろ良い商品を掘り出し価格で入手できるのは個人からの出品かと思っています。
特に定額出品のメルカリ系では掘り出しモノ遭遇確率が高いと思います。
多分、自分用のソロテントを購入するなら個人からの出品を選んだと思いますがやはり個人の出品は保証を含めてリスクもあります。
今回は家族用のテントだったので、無難な方法をチョイスした次第です。
(余談)
中古通販に於いて、写真は参考程度にした方が良いと思っています。
今時、写真は撮影+編集テクニックでいくらでもごまかされてしまいますので…。
目的をはっきりさせて予算確保を!
中古商品を選択する場合、いくつかの理由があると思います。
- 販売終了で中古市場しかないから(お金はあるけど)中古を探す
- こだわり商品(メーカー)があるが、予算が無いから中古を探す
- モノは何でも良いのでともかく安価に入手したいから中古を探す
- こだわり商品は無いが機能は欲しい…けど予算が無いから中古を探す
上記のそれぞれで作戦は変わると思います。
1の場合、予算計画も作戦も不要!一点集中で散財してください(笑)!
2の場合、予算はそれなりに高額になると思います。
誰かが欲しい商品はみんなが欲しい。
ただ、中古市場が高額化している場合、Amazonギフト券や楽天ポイントなどをうまく活用すると新品の方が安い場合もあるのでご注意ください。
特にヤフオクは送料がかかることが多いので、Amazonやヨドバシでの新品との逆転現象に要注意です。
3の場合も(2の場合とは理由は異なりますが)念のため先にAmazonでググってみて下さい。
中華製を中心に、新品でも信じられない価格の商品があります。
…聞いたこともないメーカーだったり事実上の使い捨て=却って割高だったりもしますが( ´∀` )
4の場合…今回の我が家がこれに相当しますが…は、最低限欲しい機能とそれに必要な価格が3と比較して妥当かどうか、よく吟味する必要がありますね。
我が家の選択
我が家の場合、4の『こだわり商品は無いが機能は欲しい…けど予算が無いから中古を探す』に該当します。
ちなみに『欲しい機能』は…
- 設営が簡単であること
- 夏専用モデルなので涼しいモデル=風通しが良いこと
- 3~5年程度は使えること(逆にそれ以上は不要)
- 最低限の荷物置き場(=前室)は必要
…と言ったところです。
細かく言えば居住性確保の観点から山岳テントは除外する、等もありましたが今回のテーマとずれてしまうので省略しますね(笑)。
Coleman タフワイドドーム300EX
さて、結果としてコイツを消費税+送料等込み込み9,800円で入手しました!
参考として特徴を。
- 設営:普通
- 風通:良い!
- 強度:コールマンなので無難
- サイズ:大きめ
- 前室あり=最低限の荷物はしまえる
と言ったところです。
コールマンのタフドームシリーズはテントの上下に通気口が多数設けられているので、トンネル効果で通気性がアップしているのが最大の決め手でした!
コールマンにはこの「タフドーム」シリーズの他に、更に安価だけど風通しが悪い「クロスドーム」シリーズや逆に高スペック(高価格)の「ブリーズドーム」やらがありますが、我が家の目的にはちょっと合わないかな。
コールマン(Coleman) テント BCクロスドーム 270 グリーン 4〜5人用 2000017132※18,000円くらいみたいですね。
※9万円くらいしちゃいますね。あり得ない…(笑)
床サイズをやや小さくしたタフドーム3025ってのもありますが、何故か今回購入した300より高値ですね…。。。
参考:比較対象
例えばこれ辺りは新品でも16,000円前後ですし、中古なら更に割安だったのですが、コールマンより通気性に劣るようなので候補から除外しました。
山善 キャンパーズコレクション プロモキャノピーテント5 (4-5人用)(室内270×270×160cm) ベージュ CPR-5UV(BE)
ようやく本題! 中古品テントは買いだったのか!?
さて、ようやく本題です。
中古品は実際どうだったのか。
※ちなみに今回、お世話になったのは『G■AR HACK ヤフオク!店』さんでした。
商品説明は丁寧だった
商品説明はそこそこシンプルでしたが、「商品ランク」が明示されているほか、幾多の商品と統一したフォーマットで説明されており、現在出品中の商品や過去の落札案件との比較が容易で非常に助かりました。
ちなみに今回購入したのは『B』でした。
法人系だけあって、きちんと組み立ててチェックをされているようで、写真も比較的充実していました。
生地表面(フライシート)
正直、メッチャ綺麗だと思いました(*^-^*)!
クリーニングとかされているのかな? 晴天下でチェックしましたが、気になる汚れは全く感じませんでした。
破れやほつれも見つかりませんでした。
あいにく?雨には降られませんでしたが、多分撥水性もそこそこ残っていると思います。
スカート部分にも泥汚れ等は見受けられず。。
正直、新品と言われても気付かないくらいきれいでした(*^-^*)
テント内面
こちらも特段の傷や汚れは見当たらず。
シームテープにも問題は無く、とてもキレイで正直驚きました。
付属品等(欠品は無し)
欠品は無し!
取り扱い説明書もきちんとそろっていました。
※欠品がある場合、ヤフオク出品時にコメントで説明が加えられているようです。
但し、ガイロープには泥汚れがありました。
また、プラスチックペグもどうしても使用跡は残っていましたね。
欠点(加水分解は始まっていた)
今回唯一気付いたのは、フライシート裏面に若干のベタつきを感じたことです。
恐らく、生地裏が加水分解し始めていると思われます。
一般的に、テントには防水のためにポリウレタン加工がしてありますが、これが大変に難物で、常識的な保管状況でもどうしても空気中の水分に反応し、経年劣化してしまいます。
これを「加水分解」と言うのですが、こうなるとベタベタするだけでなく、最後にはボロボロにはがれてきて大変なことになってしまいます。
こればっかりは避けて通れない部分で、今回の出品者がどうだったか、と言うより、必然的に製造から時間を経過している 中古品の宿命でしょうね。
最近はポリウレタンに頼らない防水加工も出てきているようですが、しばらくは中古のテントの寿命は新品よりも(その中古の期間分だけ)短くなると思った方が良いのでしょうね。
まとめ
中古テントの商品レベルは『想定の範囲内ではあるが期待したよりやや良い』と言った感じでした。
我が家の場合は中古テントを買って良かったかな、と思います。
全般的には出品者の説明は概ね正しかったと思いますし、Bランククラスなら割と程度も良かったと思います。
経年劣化の加水分解だけは期待したよりはやや悪かったですが、こればかりは仕方ないですしね。。
中古テントに向く人
- ともかく予算が無い人
- 我が家のように「向こう〇◇年!」と長期使用を想定していない人
- 使い倒したい人
- 細かいことは気にならない人
- どうしても欲しいテントがある人
中古テントに向かない人
- 細かいことが気になってしまう人
- 他人の使ったものに抵抗がある人(がいる場合)
- 永く使いたい人
- 将来的に転売を考えている人
今回、同等品を新品で購入した場合との差額は2万円以上でした。
2万円あればシュノーケル一式も買えるし、コットやハンモックなど色々買えます。
もちろん、中古品は新品より寿命は短いし多少なりとも汚れやらはありますので、バランスを見て活用したいですね。